2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

人の指が入ってた?

介護認定審査を受けた後に、母を心療内科へ連れて行った。 別日に、脳の画像診断やカウンセラーによる診断等も受けた。 はっきりと断定出来るほどの脳の特徴は見つからなかったらしいが、レビー小体型認知症ではないかとのことだった。 ある日、病院で、「桜…

暴力で変形した足

母の認知症のような症状が増えてきて、一人で留守番をさせるのが不安になってきていたので、上京してから3ヵ月後に、介護認定調査を申請した。 簡単な認知症のテストや普段の生活の細かなチェックが行われた。 あるあるだが、第三者の前では気が張っている為…

母は墓にいるの??

来月、母の一回忌で田舎に帰省する。 母が亡くなってから姉は、母に会いに来る為に帰省しておいで等と私に言う。 その度にいつも違和感を感じる。 母は、墓にいるのか?? 確かに遺骨は墓に眠っている。 墓参りも普通にする。 もしかしたら、母を東京に引き…

姪の結婚式と親不孝

今日は、姪の結婚式だ。 私と姪は、6つしか違わない。 私は諸事情があり参列しない。 来月、母の一回忌で帰省した時に会う事になっている。 結婚式ね…。 私は、入籍だけで式を挙げなかったし、子供もいない。 一般的には普通の事をしていない。 孫、孫言われ…

予知夢としょうもない兄

昨日の朝、夢を見た。 私達夫婦と姑が一緒に暮らしていた。 そこに、衰弱した二男が訪ねてきたので、ご飯を食べさせ布団を敷き、寝かせようとしたのだが、姑が「こうやって、毎回毎回困った時だけ頼られても困るのよね!」と言ってゴタゴタする夢だった。 あ…

暴れる父

先日、姉からLINEが届いた。 文面はなく、施設に入居中の父の写真だけ。 何故か、布団を頭までかぶって顔が見えない。 何?どんな状況なのコレ?? 返信すると、姉から電話が来た。 朝、施設の職員さんから電話があり、父がここ数日夜中も日中も大きな声を出…

家中にアレが…

母が電話に出ないので、心配になり急いで帰宅した。 いつも私は、母が留守番するにしても自分で鍵をしめて出掛ける。 オートロックを解除して、自宅の玄関を開ける。 が、何故か中からロックされて数センチしか開かない。 非常に焦った私は、その数センチに…

携帯電話と格闘する母

一緒に住み始めてから、どんどんおかしい言動が増え、一人で留守番させるのが不安になってきたので、携帯電話を持たせる事にした。 色々言っても理解が難しいので、とにかく音が鳴ったら通話ボタンを押すことだけを何十回も教えてみるのだが、これまたスムー…

一人で喋ってる?

ある日の早朝、母の部屋から母の話し声が聞こえた。 最初は、TVを観ているのかと思ったが、随分長く話している。 「おはよう。何喋ってるの?」 母の部屋のドアを開けた。 TVはついていなかった。 「あぁ。ほれ、小さい男の子が遊びに来たから、話してた。か…

息子達を忘れたの??

母と一緒に暮らし始めて2ヵ月経った頃、長男と二男が我が家を訪れた。 母と兄達も、兄達と私もそれぞれが18年程会っていなかった。 母は、兄達が来る事が決まってから随分この日を楽しみにしていた。 しかし実際は、18年会わない会おうとしなかった通りの空…

母娘連れ

今朝、家を出るとちょうど60代後半くらいの母親と40代くらいの娘さんが仲良く並んで、私の前を歩いていた。 一緒に暮らしているのだろう。 昨日の夕飯の話や、今週末のお出かけの話等を楽しそうに話していた。 少し、羨ましかった。 それでも、母が居なくな…

カルチャーショック

母は、家の中でも度々、プチパニックを起こしていた。 足がかなり悪かった母は、トイレが洋式なのは利用しやすかったようだが、長年、くみ取り式和式トイレだった為、水を流す週間がない。 度々、流し忘れや水の勢いに驚いて声をあげたり、トイレの横の洗面…

起こさないで

母と一緒に暮らし始めてから、かなり困ったのが生活時間の違い。 とにかく、起きるのが早い。 5時半には起こしてくる。 母と暮らし始めた当初は、夫はシフト制の仕事で0時過ぎに帰宅して2時頃就寝する生活スタイルだった。 私は自営業をしているが、予約制の…

母またまたパニック

やっと、バスに乗り込んだ。 飛行機でもそうだったが、母は自分でシートベルトを締める事が出来ないので、私がやるのだが、ベルトの片方を踏んでいる事にも気づかないので、お尻を上げさせるところからやらなければならないので、それだけで疲れる。 私は、…

母パニック

羽田空港に着いた。 飛行機の中では特に問題なく落ち着いていた。 荷物を受け取る前に、トイレを勧めるが行こうとしない。 この後、リムジンバスで1時間程はかかる。 もう、数時間はトイレに行っていないのだから、無理矢理連れて行った。 実家は、未だにく…

故郷を旅立つ

いよいよ、東京へ出発の日。 前日、姉に散々怒鳴り散らされた母は静かだった。 姉も前日の怒りをまだ引きずっているようで、空港までの1時間の車内の空気は最悪だった。 今回の母の東京行きは、あくまでも姉の家のリフォームが済むまでというのが大前提で、…

姉発狂

エプロンに手を伸ばし捨てようとした瞬間、ポケットから白い紙が落ちた。 その紙を母が急いで隠そうとする。 非常に嫌な予感がした。 というか、予想がついてしまった。 十中八九あれだろう…。 「請求書 68000円」 やっぱりね…。 以前にも書いたが、「ツケ」…

カビだらけの服

今にも崩れそうな家から、母を連れ出し姉宅へ向かった。 東京に向かう前日の晩、泊めてもらうことにした。 さすがに、1年も風呂に入らず異臭を放っている母をこのまま飛行機に乗せる訳にはいかない。 他の家族が帰ってくるまでの間、母を風呂に入れることに…

東京進出するまで②風呂に1年も…

田舎に迎えに行くまで、母は1年近くも風呂に入っていなかった…。 実家の風呂は、五右衛門風呂だ。 外に掘っ立て小屋のようなものがあり、そこにある。 父が倒れるまでは、畑から大量の薪を割って運んできていたからまだ、毎日入っていたらしい。 でも、父が…

東京進出するまで①

74才にして、初めて田舎を出て東京に進出した母。 父が脳梗塞で倒れ、要介護認定5の状態で施設入居して母一人で暮らすようになってから、言動がおかしいと感じる事が多くなり、私が一泊で田舎に戻り母を東京に連れてくる事になった。 田舎には、実家と車で5…

最近、よく考える事がある。 写真があるから、一生母の顔を忘れる事はないし、写真が無かったとしても顔はすぐに浮かぶ。 私だけかも知れないが、声が顔程、鮮明に思い出す事ができなくなっているように思う。 声を聴く事ができたら、すぐに母の声だとはわか…

結局、好きだったんだよ

私の生い立ちを知っている人は皆、兄弟も含め、母を介護しながら一緒に暮らした事を、あり得ないと言う。 よく昔から、縁を切った方がいい。でないと、いつまでも搾取され続けて幸せになれない。等と言われたものだ。 そう言われながらも、いつも結局見捨て…

またか…

来月末、少し時期を早めて、母の一回忌を行う為に田舎に帰省する事になっている。 またか…。 姉夫婦と私達夫婦だけ。 また、長女、長男、二男は来ない。 葬儀の時は、二男のみ参列。 納骨の時は、姉夫婦と私達夫婦。 まだ、父も施設に入居しているというのに…

捨てられない

母が亡くなって、もうすぐ10ヶ月。 なのに、母の部屋を片付けられない。 それ以前に、その部屋に入ることができない。 あの日のことを思い出してしまう。 今までの母との思い出を思い出すことは、辛くなくなってきているし、むしろ愛おしく感じることもある…

無気力

ここ最近、やる気が出ない。 母が亡くなってからずっとだ。 思えば、ずっと「やらなきゃ」の人生で、「やりたい」を優先する事なんて、ほぼ無かったし考えた事もあまり無かった。 実家の借金返済や母の介護がなくなって、自分の人生をこの先どう生きていくか…