これまでに何度か書いてきたが、私と姑の関係は微妙だ。

以前、お母様を亡くされたお客様が、それまで姑との関係は最悪だったのだが、「もう、この世で母と呼べる人が 姑しかいなくなったから、これからは前向きに考える」とおっしゃっていたのが印象的で心に残っていた。

そして、母が亡くなった時、私もそういう風な心境になるのかと思ったが、私の場合は全く逆の報告に振れてしまった。

むしろ、母は母しかいないと小さな子供のようになってしまった。

しかし、一応長男の嫁で一番近くに住んでいるので、関わりは嫌でも多い。

更に姑が数年前から、脊柱管狭窄症を患い、私はそれ関連の仕事をしているので、更に接する機会がぐんと増えた。

最近は、少しずつ、でも確実に老いていく姑を見ているうちに、私の中に違う感情が芽生え始めてきたように思う。

母も義父も、もういないし、父も田舎の施設に入居していてなかなか会えない。

そんな中で、それでもまだ、親孝行ができる相手がいるということは幸せなことなのかも知れないと。

きっと、母もそうしなさいと言っているだろう。

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