四十九日

1月末に四十九日と納骨で田舎に帰省した。
長女、長男、二男は来なかった。
予想外だったのが田舎の姉の子供達が駆けつけてくれたことだった。
私と姉は大幅に年の差があり、尚かつ姉は早くに結婚しているので、1番年が近い姪は私と6つしか違わない。
全員、社会人だ。
皆、有給休暇を取って駆けつけてくれた。
この事が、とてもとても嬉しかった。

例の昼食時の母の居場所も、用意されていたので安心した。
その日は、全国的に大荒れの日で欠航の便も多かった。
私達が到着するまでは、強風と豪雨で納骨が無事にできるか心配していたようだが、その後晴れたので良かった。
四十九日の法要でお坊さんに対して、不信感を抱く事があったが、さすがにお坊さんへの批判をここに書くことはやめておく。

その日の夜、皆で夕飯を食べていると甥が母の写真がある方向を気にしていた。
「どうしたの?」

「いや、なんでもない。」

次の瞬間、その方向からパチンというかバチンというような大きな音がした。
一斉に皆、その方向を見て固まった。

「賑やかだから、婆ちゃんが遊びに来てんだよ。」

一同、納得した。

次の日、入居している父の部屋で、母は絶対ここにいると皆が確信する出来事が起こった。

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