葬儀当日①

母の葬儀当日。

参列者は、私と夫、二男、姑だけのつもりだった。
他の兄弟が来なかったので、地元ではないし仕方ないと思っていた。

が、来なくてよい人が来ると姉から連絡があった。

私のいとこだ。
私の父の妹の娘。
二男と同じ私の7つ上。
埼玉に住んでいるらしく、小学生の娘2人を連れてくると。
もう何十年も会っていないのに。

昔からこの母娘が大嫌いだ。
私の父は、DV癖が酷かった。
私は殴られた事はないが、事あるごとに母へ暴力を振るっていた。
その中の原因の一つが、父の母や姉妹からの嫁いびりだった。
事実ではない事を父に吹き込み、酒に酔った馬鹿な父が家に帰ってきてから、時には親戚一同の前で母を殴ったり蹴ったりした。
それを親戚一同、笑って見ていた。
私が高校生の時に、祖母が亡くなりその後で親族会議があると言って出掛けた母の帰りが遅く、嫌な予感がしたので、急いで迎えに行った。
案の定、馬鹿な父が母を親戚一同の前で殴っていた。
慌てて、母をかばった私に父の拳が当った。
一瞬、動揺したような表情を父が浮かべたが私にどけと言う。
周りは、「くまこが可哀想だから、もうやめぇ。」
一応、形だけは言っておくかというようなテンションだった。
いつまでもどかない私に苛立った父は、私を突き飛ばした。
その瞬間、頭に血が登った私は、そこら辺に置いてあった飲みかけの焼酎瓶を割り、父を殺してやろうと父と対峙した。

と、まぁそのような事があった。(昔の嫌なことを鮮明に思い出して気分悪くなったので切り上げます)

大体その主犯格がこの叔母だった。

20年以上ぶりに会ったいとこは、叔母そっくりになっていた。

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